noteに書いた記事を加筆修正して掲載します。
今回は我が家がよくお世話になる小児科について書きました。
子どもを抱えて診察室で待つのは苦行の連続
私が住む地域は子どもが多く、それに伴ってか小児科が続々と開業しています。
それぞれ休診日が異なるので、色々調べてうちでは以下の二軒を行きつけにしています。
・家から徒歩5分の小児科。混雑状況がスマホで見られる。優しい女医さん。
・家からはバスに乗らないと行けず、歩くと20分くらいかかるが事前にネットで診療予約が可能。システムに詳しいスタッフ揃い。
どちらも良いお医者さんで診察内容にほとんど差はありません。
しかし今までの受診記録を子どものお薬手帳で確認したところ、下の遠い小児科の方に多くかかっていることが分かりました。
それはなぜか…受診のスタイルが完全予約制になっているからです。
子育てをしているとつくづく実感しますが、小さな子どもを大人しく待たせておくのは不可能に近いです。
レストランでちょっと待つだけでも大騒ぎなのに、体調が悪い状態で待合室で何十分も大人しくできるはずがありません。
女医さんがいる方の小児科は子育て中のママさん達に人気で、特に週明けはたくさんの患者さんが訪れます。
なので早く診てもらいたかったら受付時間前に番号札を取りに行き、一度家に帰って子どもを連れてこなくてはなりません。
家と小児科を何度も往復するのは大変だし、混雑状況が見られるだけじゃあまり意味がないような…と常々思っていました。
システム化は患者だけでなくスタッフの負担も減らす
遠い方の小児科は3年ほど前にできた新しい病院で、すぐに評判となり毎日多くの人が訪れているようです。
基本的には予約優先なので、待合室に待つ人があふれて座れなくなるようなこともありません。
こちらの院長さんはご自分でもブログを運営していたりと元々システムに強い方のようで、開業する時には既に予約管理システムができていたんですね。
そしてパソコンに詳しいスタッフを揃えて、突発的な受診や予約変更にも柔軟に対応できる体制を取っています。
受診スタイルを途中からシステム化するのは、スタッフにかかる負担などを考えると大変なことです。
最初に全て構築したというのは非常に良いと思いますね。
何より、一日にどのくらいの患者が来るのかが事前に分かっていることでスタッフの心理的負担も減らせると見ています。
待合室に人があふれ、「うちの子はいつになったら見てもらえるんですか!!」と毎日詰め寄られているようでは働く人も参ってしまいますよね…。
大きな病院を受診している時に何度もその光景を見てきました。
おじいちゃん先生が古くから開業している小児科とかだとシステム化は難しいかもしれません。
これから開こうとしている若い先生方にはぜひ検討してもらいたいなと思っています。
ちなみに、システム化している方の小児科は事前予約で送迎もしてもらえます。
車を持つ家庭が減っていることへの配慮ですね。
子育て世代はお金を持っていないとよく言われますが、デジタルネイティブなのは強みです。
ITの活用でより受診しやすくなる流れになっていくことを願っています。